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ちょこっと日記 2003

専務のつぶやき・・・・・ちょこっと思った大切なこと。

2003年12月25日
今年もあと一週間となり、悔いの無い一年だったかな?と振り返える。一日一
日を、大切に過ごすことが積み重なって一ヶ月、そして一年となって行く「光陰
矢の如し」で今年は一年が早く過ぎました。
くやしい事も悲しい事も喜びの素に変えて一年頑張って来ました。”自分を褒
めてやりたい”なんてマラソンの有森裕子さんが言っていたが、私も”私自身
にお年玉でも”な〜んて甘いことを考えている。

私は、他から見ているとケラケラ笑い、のんきそうに見えるらしく「何の心配事
も悩みも無いでしょう」とよく言われます。いいえ!!心配事も悩みもこの世で
の修行と思い、一生懸命甘んじて受けております。どんとこい!!と思って人
生やっていると、なんとかなるものです。
御得意さまを始め、ご先祖さま・両親・兄妹・4人の子供と孫達・ご近所の人達・
初めて出合った人達に迄、助けられて・・・・あっ!一番身近で親身になって、
元気づけてくれた人を忘れては大変、この一年、一番力になってくれた人は、
そうでした 「主人」でした。新ためてありがとうございました。来年もよろしくね

(株)岡利のホームページを御覧になって下さった皆様に、今年の御礼を申し
上げますと共に、来年も良き年になりますようにと、祈りを込めて「ありがとう
ございました。」
来年も♪ケセラセラ♪で頑張ります。



2003年12月18日
冬の暖かい昼下がり、喪中のハガキが届いた。他の郵便物と混ざってはいたが
喪中のハガキと一目で解り、今年はどうしてこんなに多くの訃報が届くのだろうと
悲しくなる程の枚数がすでに届いていた。その上又来てしまった、それも私への
宛名で。裏面を見るのが怖くなり、椅子に座ってからおもむろに裏返してみた。

若い頃、趣味の会で穏やかな口調で笑みを浮かべながら話かけてくるすてきな
女性とお友達になり、ご主人の転勤で関東へ行かれた後も、一年に一度の年賀
状で近況を知らせ合っていた彼女のご主人の訃報でした。

「今年4月に桜を見に京都に行きました。8月に主人がくも膜下出血で亡くなりま
した。」見慣れた彼女の字でハガキの左上に小さく記してありました。
この夏にかけがえのない人を失った悲しみを乗り越えようとしている、しっかりと
した筆跡でした。             長い間、何も知らなくてごめんね。合掌。



2003年12月09日
近所に、幼稚園・公園・児童館が一箇所に集合した建物があり、なかなかの人気
で、朝から日没後までも、近所の子供達や遠方からの家族づれや幼児連れの若
い母親達の憩いの場となり、いつも賑わっている。

その公園のまわりに、違法駐車している、車の陰から出てくる子供の姿が見えに
くくて車や自転車を運転していて ハッ! とさせられる。
その幼稚園の園児達が近場の遠足によく出かけているが、その度に違法駐車の
間を縫って歩き、横スレスレに通行する車を避けながら歩いている。先生達も両手
を広げ、園児達が横にはみ出さないようにと、気を配りながら、声をかけながらの
誘導に苦慮しておられる。

貴方の止めた車の側を我が子が通る、老いた我が両親が横切る、と思えば違法
駐車も少なくなるだろうが、皆が「私だけなら」・ 「チョットだけなら」が違法駐車が
ズラッと並ぶことになる。
  ”今、貴方が止めた車が凶器と化す”
心して、車を動かそうと新たに誓った冬の寒〜い午後でした。



2003年12月03日
ロボットの時代がやって来た。一部一般家庭にもイヌやネコに変身して入り
込んできた。それが癒しとかなんとか言って、若い女性に人気らしい。
散歩ー行かなくてよい。 ご飯ー食べません。 泣き声ー泣けないようにする
疲れている時、邪魔になった時ースイッチを切ります。ぬいぐるみ人形になり
ました。
将来、子供が生まれました。泣きます。食べます。汚します。邪魔な時があり
ました。 スイッチを捜しましたがありません。サアー貴方ならど〜する。

最初から子供を産みませんか?でも子供って急には大きくなりません。そして
貴女は1年1年確実に年をとっていきます。
一生ロボットに癒してもらいますか?もらえますか? ロボットは素晴らしいが
売れるからと言って、人間の代わりになるとの売り込みは、少々やり過ぎだと
思えてなりません。(一部を除いて)

人と人との交流をロボットに求めて、果たして心底癒されますか?幼子の内か
ら人と人との心の触れ合いを親が行動で示すのが一番かと思いました。



2003年11月28日
先日、青年が訪れ、即、何故木がほしいかを説明し始めた。仏教に関心を持ち、
悩んでいる人々には、手を合わせる対象として形がいる。そこで自分の彫った仏
像を差し上げたい。仏像彫刻は初心者だが教室にはいる月謝は払えない。だが
仏像は彫りたいので安い木を買いに来た。と、立ったまま時には言葉に詰まりな
がらも自分の気持ちを伝えようと一生懸命にしゃべり続けた。

その青年に年上のおせっかいが口を出してしまった。
「仏像を彫ったからあげます。これを拝みなさい」とは押し付けで「貴方が彫られ
たものなら戴きたい」が本当ではないのですか?。「仏像を彫りたいのなら、木を
買わなくても、倒木でも薪からでも彫れるのでは?」と伝えた

自分は今、大学5回生で今まで大学で何をしていたんだろうと思い悩み、今から
努力したいと言う。「5回生なら、まず卒業することが貴方の一番先にしなければ
ならない努力では?それから、他人様の事を考えても遅くはない」
つい親の気持ちが出て偉そうに意見をしてしまった。

が、私も若い頃には、いや今でも悩みは多いし迷っている。偉そうに言ってゴメ
ンネ。でも君ならきっと実現できるよ。その時には、私にも「ぜひ戴きたい」と言
わせて下さい。
私達がおせっかいをしている間、最後まで素直で爽やかな君に何年後かに出
会えることを楽しみにしています。帰る時、深々とおじぎをしてくれた君、御両親
を大切にね。
  わたし・・・・?・・・?・・・・木を売るのを忘れてた・・・・・・・・・・。



2003年11月20日
仕事である地方へ行った帰り、以前にテレビで放映されていたお寺に途中下車を
して立ち寄った。その日は丁度”もみじ祭り”で、お店や野点そして演芸会などが村
の人達で催されていた。 そこにはいつもとは違うと解る賑わいがあり、村人達の
暖かい心にも触れさせてもらい、最寄の駅で普通電車の時間待ちをしていた時、
待合所の中で、70歳過ぎのご婦人2人の会話が、気になる言葉と共に耳に入って
来た。

「子供て思うようにならんちゃって」  「そやそや長男に帰って来いて言うちゃって
るんやけど、考えてるとか、うんうんとかはーはーとか、しかゆわんのや」  「そら
帰ってこんでー」

いつの世も子供は親の思う通りにはいかない。静かな田園風景を見ながら一緒や
一緒やと小刻みに首を縦に振っていました。



2003年11月13日
船でしか行けない1軒だけの温泉宿。なんてロマンチック!!。ウキウキ心で出掛
けました。
「貴女たちの部屋は別荘です。」 「ヤッタアー!」  ただ、本館から離れているだ
けの普通の部屋でした。部屋に通されると何かが飛んでいる。仲居さん「カメムシ
です。入ってきますので窓を開けないで下さい臭いのでティッシュでつまんでトイレ
に流して下さい」

人里離れて、良い空気を吸って、そして露天風呂。なんて素晴らしい所へいけるの
だろう。な〜んて吹っ飛んでしまい、おまけに露天風呂への通路に立て看板「クマ・
イノシシ・にご注意」 「1人では行かないで下さい」
静かに露天風呂に浸かってクマとイノシシにお目にかかるのと、いものこ状態の大
浴場どちらにしようか一瞬本気で考えてしまいました。

何度捕まえても次から次へと湧いてくるカメムシと同部屋1泊の温泉旅行でした。



2003年11月05日
仕事で出かけた先で偶然、能登半島の仏像展を知り石川県立歴史博物館に出掛
けた。地方ばかりの仏像だから、なんてばかにしてはいけなかった。歴史をよく勉
強しなかった罰が今来たかと、思い知らされた。

質素な御堂に祭られ、村人たちに10世紀近くも大切に守られてきた仏様は、慎ま
しやかで凛としたお姿でした。 その51体ほとんどが虫食いや自然に朽ち果てた
状態であったが、手を合わせて拝むのに何のためらいもない、立派なお姿でした。
形では無く魂が立派なのだなあと、感動した1日でした。

3〜4歳の女の子が両親に連れられて入ってきて、かわいい声で「仏像さん」と呼
びかけて、 父親に「仏像」と訂正されたが、又「仏像さん」と呼んでいた。けがれな
き幼子のその呼び方に、心が救われた気がしました。
なぜなのかは解らないが ”ほっと” したのは確かでした。



2003年10月30日
芸術の秋、さすが京都、毎週のように仏像・能面と展覧会がある。それも素晴らし
い作品が揃っているのにはびっくりさせられます。
プロも素人もそれぞれ日頃の成果を発揮し、家族・友人・知人を招待して自分の
作品の前で自慢話ちょっぴり、苦労話も混ぜながら説明をしておられる、その時
の顔は皆芸術家の雰囲気でキラキラと輝いていた。

毎日を春の日差しの中で過すのは幸せでしょうが、たまには緊張感があった方
がいいでしょうし、自分と云う者を見直してもらう機会でもあると思う。
そして、この次はもっといい物をと、毎日の生活に張も出てくる。

能面展の作品の中に故人の作品が飾ってあった。生前に言葉を交わし家族思い
の優しい方と解り親近感を持った矢先の不幸だった。 その方の能面がいまにも
泣き出しそうで悲しそうに見え、思わず涙ぐんだのは私だけだったのでしょうか。  
                                           
                                             合掌。



2003年10月22日
今、市内では手頃なマンションが、建設ラッシュである。
10年程前より生徒数の減少で、小・中学校は統合し、学校数は減っている。
それが最近、若い夫婦がマンションを購入し、市内に戻って来る、と言う現象
が起きていると、新聞に載っていた。
市内では小・中学校の教室が足りないとか

昔のドーナツ現象が、逆になり、安物のアンパン現象(真ん中に少ないあんが
寄っている)と、成りつつある。

25年程前、郊外に住居を構えていた時は、第3・第4・第5・第6と見る間に小
学校が設立され、地蔵盆も、子供100人位の世話をした憶えがある。

今子供達は捜さないと見つからず、老人はあっちの病院、こっちの病院と体の
調子を整えながら、趣味に、小旅行に、食べ歩きにと街を闊歩している。
 無料バス券を片手に・・・・・・・。

私達の時まで、無料バス券、続くかな〜〜・・・・。



2003年10月16日
 10月の連休の日曜日、地区運動会が催され、雨が降るかもと、心配してはいま
した が、その日1日持ち、無事に運動会が出来、皆、大喜びだった。と言うのも、
次の日の休日は予定があるのです。

秋の連休は家族と何処かに行きたいと言うのが、本音だと思います。 
しかし、地区の運動会は、参加してみて、初めて良さが解るものです。
 
 普段出会わないご近所さんとの交流が出来、滅多と見られないリラックスした顔
が見られ、こんな良い機会を逃す事はないとおもいました。 

懐かしい人とも出会い、おしゃべりをしたりして、そして再会の約束も取り付けて、
競技の参加賞も両手一杯に抱えた帰り道、来年も元気で参加できる様に、明日か
らの散歩は、メニューを変えて、少し走ってみようかな、な〜んて考えてしまいまし
たが、     ひょっとして、参加賞が欲しいのかも?・・・・。
 いいえ!!そんな事ありません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも1つ位ほ・し・い。



2003年10月10日
もうすぐ時代祭りが催されます、(10月22日)先頭の鼓笛隊が大好きな私は
鼓笛隊の音が聞こえ出すとウキウキ、ソワソワ、ランランランと浮かれてきます。
何とも言えない心地よさ、ピーヒャラ ラッタッタ、ピーヒャラ ラッタッタ、と鼓笛隊
の勇ましい男の子達の足を前に少し上げて、音楽に合わせて歩く姿は、これも又
大好きなのです。

あとの行列は歴史の勉強、でもこれの楽しみ方も色々ある。
着物や髪の形、馬や牛車、お荷物、槍、刀、甲冑、そして成りすましている人の顔
、これが又おもしろい。  完全に為りきっている人、「こんなはずじゃ無かった」と
後悔顔の人、ハリキリおじさん、そして、小野小町??ウッソーーなんて年もありま
した。(失礼)           今年はどんなんかな〜〜、 楽しみです。



2003年10月01日
10月、秋本番です。でも「天高く馬肥ゆる秋」なんて嬉しいやら悲しいやらの体重
計を避けて通る、兎と猪です。 折角美味しい物がよい匂いを放って「食べて下さ
い」と言っているのに、ネー・・・・でもガマン!ガマン!。
 
最近我が家の近くにも、多くの食べ物屋さんが出来て「何処かに食べに行きたい
ね」なんて言っても迷ってしまい何が食べたいかまとまりません、で、結局家で名も
無い料理を創ってしまいます。
やっぱり我が家の味が一番!  ヘー?ヘーへー・・・・・、何ヘーかな?。



2003年09月25日
やっと秋がきました、
秋は台風が、多くていやですね、子供の頃は台風がすきで楽しみにしていたことを
懐かしく思い出しています。

学校が休みで、電気が停電、ロウソクの灯かりで食事を済ませ、そしてお待ちかね
兄妹のオバケの話でギャーギャー盛り上がり。

次の日の朝、外に出て台風一過の晴れ渡った青い空の清清しさを感じながら、柿
の実や葉、そしてトタンの端仕切れ等を拾い、 あわよくば、何かいいものでも飛ん
で来てないかな〜、なんてキョロキョロしたりして・・・。
 
今ではとても、出来そうに無い楽しい台風一家?を思い出しながら、物干し竿を風
で飛ばないように、くくり付けています。



2003年09月18日
早朝の散歩を始めてから、1年余りになりました。

始めは、ただひたすらに歩いていたのが、最近余裕がでてきたのか
同じ時間帯に歩いている人と、顔馴染になり、挨拶をするようになった。、

毎朝、会うのが楽しくなり、出会えなかった時は、旅行かな、それとも、
昨夜遅くて寝坊? なんて考えたりして、

どこのどなたかも、知らない方々ばかり、 そしてお互いに住所、氏名を
聞かないのです。

知っているのはなぜか、犬の名前だけ。



2003年09月11日
初めての登場です。頑張って続けて行こうと思ってはいるのですが。
頑張ろう〜!と・・・。

早速ですが、先日、とある田舎の神社へお参りに行ったときのことです。
見あげるほどの長い石の階段があるのです。
将来バスの無料パス券が貰える年代になった時、はたしてお参りにいけるかな?

卒業旅行以来、数十年振りに、訪れた長崎のグラバー邸は、下からグラバー邸迄
昇りのエスカレーターが設置してありました。
これからは、老人の多い時代ですからね。





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