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祇園祭は宵山や山鉾巡行が殊のほか有名ですから、巡行が終わった7月17日に祭りが終わるように思われていますが、実は7月1日から31日まで丸1ヶ月続く京都町衆の祭礼です。
日本三大祭、また京都三大祭の一つである「祇園祭」を少しご紹介しましょう。
●由来
祇園祭は八坂神社の例大祭にあたり、昔は祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)と呼ばれていました。その始まりは869年(貞観3年)と言われ、当時全国的に疫病が蔓延しており、民衆は厳しい窮状にありました。この悪疫を鎮める目的で、当時の国の数に合わせた66の矛(鉾)を神泉苑に立てて牛頭天王(ごずてんのう)に祭ったのが祇園祭の始まりとされます。970年(天禄元年)に毎年の恒例祭となって以来、1,000余年に亘って続けられています。
現在、山鉾町と呼ばれる町内に並ぶ山鉾の数は32基になります。
●今年の巡行順
祇園祭の巡行順は、幾つかのくじ取らずを除いて毎年変わります。今年の巡行順では、長刀鉾はくじ取らずで2番目は霰天神山(あられてんじんやま)になりました。以下、計32基の山や鉾が続きます。
目次ページ※3の印は、山や鉾の多いところです。山や鉾は広い範囲に点在しますので、宵々々山(巡行の3日前くらい)に、ゆっくり回られることをおすすめします。 |
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